聞き取れないからの脱却!英語のリスニングのコツを英会話講師が紹介

英会話
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こんな人におすすめの記事です

👤英語のリスニングがいつまで経ってもできる気がしない

👤英語を聞き取るコツを知りたい

👤英語のリスニングに効果的な勉強法を知りたい

英語を勉強するうえで難しいと感じることの一つがリスニングではないでしょうか。

「早すぎて聞き取れない!」「会話となると全くわからない!」「書いてあったらわかるのに話されるとパニック」という人も多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、現役オンライン英会話講師で自身も10年以上英語を勉強してきた筆者が、以下のことについて解説します。

英語のリスニングが聞き取れない理由

英語をリスニングする際のコツ

英語のリスニングに強くなる勉強法 など

リスニングが苦手という方はぜひ参考にしてみてくださいね。

2021年からカナダ在住。中学生のころから英語が大好きでロック、海外ドラマ、映画(特にMARVEL)が好き。日本に居ながら英語を取得し、現在はカナダで働きながらオンラインの英語講師をしている。超初心者でも英語が話せるようになってもらえるよう、基礎文法の授業や使えるフレーズを用いた英作文などを中心に授業を行っている。子供向けレッスンも得意。

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まずは理由を知ろう!あなたが英語のリスニングが聞き取れない理由は?

英単語や文法の知識が足りない

リスニングにおいて語彙力が無いことは致命的です。自分が話すだけならば自分の知っている単語だけを使って話すことがきますが、相手は自分の知っている単語だけを選んで話してくれるわけではありません。

リスニングの途中で全く知らない言葉が出てきてしまうと、とたんに何の話をしているかわからなくなって置いて行かれてしまうものです。

慣用句表現・イディオムの知識が足りない

英語には様々な慣用句やイディオムがあります。単語は知っていても、慣用句になると意味が全く異なるということもあるので聞き取る際に混乱するポイントでしょう。

例えば「土砂降りの雨」は英語で“it’s raining cats and dogs.”と言うこともあります(少し古い表現です)。例えばこの表現を聞いたときに、「犬と猫がどうしたんだろう!?」と思ってしまったりするともう会話についていけなくなってしまいます。慣用句の暗記にはキリがないですが、有名なものについては覚えておくことが必須です。

英語の発音が理解できていない

単語だけを教科書だけで覚えて、発音をおざなりにしていませんか?

例えば日本語の「テーマ」は英語では“Theme”と書きます。そして読み方は「スィーム」という感じで、日本語の「テーマ」とはかけ離れています。

スペルだけ覚えて満足してしまうと、知っている単語なのに発音を知らなくて聞き取れなかったということが生じてしまいます。

英語を日本語に訳そうとしてしまっている

英語を聞いたときに、いちいち日本語に訳そうとしてしまう人も多いのではないでしょうか?

一文ずつ日本語に訳して理解しようとしても、会話のスピードでは到底間に合いません。最初は難しいですが、「英語は英語のまま理解する」ことが何よりも大切になります。

英語を聞くと緊張してしまう

何よりも、英語を話す・聞く際に緊張してしまうという方も多いかもしれません。緊張してしまうとパニックになってしまい、頭に何も入ってこないということもよくあることです。

英語を話す機会をたくさん設け、英語を話すことに慣れることも必要になってきます。英会話で緊張してしまう際の対策については、オンライン英会話で緊張する人へ!英会話講師目線で緊張する原因や対策を直伝の記事で詳しく解説しています。

英語をリスニングする際のコツ厳選4選!

英語を英語のまま理解するようにする

英会話ができる人はみな、英語を日本語に翻訳する作業をしていません!英語を英語のまま理解できるようになるまで訓練することが大切となります。

はじめのうちは日本語で考えないことを強く意識するようにし、自分が話す際も英語で考えるようにしましょう。頭の中から日本語を排除して、英語で考えるクセをつけましょう。

リエゾン・リンキングを理解する

カタカナ英語からの脱却を意識しましょう!英語は単語動詞がくっついて発音されたり、単語の語尾と次の単語の語頭がつながって発音されることが多いです。そのため、知っている単語でも聞き取れなかったり、とても早く聞こえたりするのです。

例えばあえてカタカナで書くならば、Did youは「ディド、ユー」ではなく「ディジュ―」と発音されるのがその一例です。自分でもシャドーイングリピーティングで英語を練習して、リズムに慣れていくことが大切です。

最初の疑問詞の聞き取りに集中する

適当に相槌を打って話を聞いていたら、突然質問をされて答えられなかったという経験はありませんか?英会話レッスンや相手と会話をしているときに、質問が聞き取れなくて困るという人もいるかもしれません。

質問を聞き取る際には、最初の疑問詞の聞きとりに注力しましょう。これは英語のテストのリスニングなどでも使えるテクニックですが、最初の疑問詞がWhatなのかWhenなのかWhereなのかがわかるだけで、何を答えればいいのかが明確になります。

すべてを聞き取る必要はなし!途中でわからなくても諦めない

一言一句すべてを理解する必要はありません!すべてがわからなくても、話の大筋を理解することは可能です。

聞き取れない言葉があったり疑問に思った点があったりしてもあまり気にせず、諦めずに話を聞き続けることが大切です。

英語のリスニングに強くなる無料でもできる勉強方法5選!

単語や表現を覚えて語彙力を上げる

語彙力はすべての英語スキルを上げるうえで非常に重要です!単語帳アプリを使って、日常的に使われる英単語はすべて暗記しておきましょう。

TOEICなどの単語帳でも、日常会話で頻出の単語がしっかりカバーされているので十分効果的です。

シャドーイング

リスニングとスピーキングは表裏一体。話すトレーニングをすることはリスニングの強化にもつながります。

シャドーイングは、耳で聞いた文章を同じタイミングでまねしながら話す、なるべくネイティブに近いペースでリズムで同じように話していくという練習方法です。ネイティブの話す音を聞くことで、英語耳が鍛えられていきます。さらに話せるようになったことは聞き取ることもできるはずです。

英文を多読・音読する

読解はリスニングと関係ないのでは?と思うかもしれませんが、英語を読むことは「英語の文章の構造を理解する」「基礎的な文法を勉強する」うえでとても大切です!

話す言葉も文章です。まずは書いてある英語を理解して、語順や文法を確認してみましょう。さらに、英文を読みながら聞く、自分でも音読してみることも効果的です。

リスニング教材を活用する、流し聞きをしすぎない

リスニングの教科書PodcastYouTubeを活用し、リスニング練習を行いましょう。ディクテーション(聞いた音声を書きとる)や内容理解などのリスニングチャレンジは、YouTubeなどで無料で行うことができます。数分程度で気軽にできるものが多いので、スキマ時間に活用してみましょう。

リスニングをする際は聞き取れるようになるまで繰り返し聞いてみることが大切です。流し聞きも英語の速さやリズムをつかむためにはおすすめですが、流し聞きだけで勉強した気にならないように、集中して英語を聞き取る練習も取り入れてみましょう。

日本人講師のいるオンライン英会話サービスを使う

世の中にはオンライン英会話サービスがたくさんあります!リスニングが本当に苦手という初心者の方は、日本人講師と英会話をしてみるのもおすすめです。聞き取れなくても日本語でフォローしてもらうことができるので、リスニングの最初の練習にはおすすめです。

英語のリスニングが上達するアプリ・教材4選

Podcast

英語のリスニングにPodcastは欠かせません!通勤中や家事をしながらでも、Podcastでニュース英語学習コンテンツを流しながら常に英語を聞くことができます。

海外のニュースはもちろん、英語学習のコンテンツ、海外のラジオ番組なども聞くことができるので、自分のレベルに合わせてリスニングをすることができます。

Duolingo

言語学習の鉄板アプリDuolingo(Duolingo – 世界No.1の外国語学習法)。リスニング、語彙力、文法を総合的に無料で学習できる、まさに使わないと損のアプリです。

筆者も中国語やドイツ語を勉強し始めた際にDuolingoを活用しており、レベルも選べるので超初心者からでも使うことができます

YouTube

YouTubeは英語学習の強い味方です!映画のセリフなどのリスニングチャレンジや文法・フレーズ解説、実際の英語での注文や会話などを紹介してくれる英語学習チャンネルは無数にあり、教材が不足する心配は一切ありません!自分の興味のあるコンテンツを選んで楽しく英語学習をしましょう。

おすすめYouTubeチャンネル

TOEICのリスニング教材

リスニング教材の使用も意外とおすすめです。問題に答えるので自分のレベルを測ることができます。さらにスクリプト解説がついているものもあるので、自分が聞き取れなかったところを答えを見ながら丁寧に復習することが可能になります。

教科書は何冊も買うのではなく、完璧にできるようになるまで一冊を何週も勉強して知識を定着させるほうがおすすめです。

英語のリスニングに関するよくある質問

リスニングの勉強は1日何分するべき?

一日5分からリスニングの勉強ができるアプリや、一回15分の英語コンテンツ、1日30分から1時間はやるべきなど、巷では様々な英語学習時間がおすすめされています。

しかし、時間にかかわらず英語力の定着は継続が不可欠です。たとえ1時間やったとしても、一カ月に一度だけでは効果はありませんし、ぼんやりと流し聞きをしていただけでは勉強したとはいえないでしょう。5分しかやれなかったとしても、新しく単語を覚えたり集中して取り組んだ場合の方が身に着くはずです。

何分やったからいい、というわけではなく、量より質を目指して勉強することが大事だと思います。

最短で英語のリスニング力を上げるには?

英語は継続が大事なので、一朝一夕で習得できるものではありません。しかし、短期間に集中して英語のリスニング・シャドーイングを続け、オンライン英会話などで講師と会話を続けることで、一定の効果は期待できるかもしれません。

リスニングをしても英文が全然頭に残らない!

始めはついていくのが精いっぱいで、特に長文を話されると何も頭に入ってこない!ということも多いと思います。こういった悩みも、訓練慣れで解決できます。

はじめはスクリプトのある英文のリスニングをして、英文を読みながら聞く、聞いた後に英文を見て答え合わせができるようにしておきましょう。「こういうことを話していたのか」と理解しながら聞く練習をすることで、少しずつ実際の英会話でも頭の中に英文が浮かぶようになってくるはずです。

ネイティブの英語のリスニングが苦手

ネイティブの話す英語は早くスラングも多く、難易度はとても高いです。筆者もカナダに3年以上住んでいますが、ノンネイティブとの会話は問題なくできるにもかかわらず、ネイティブと話すと知らない単語や聞き取れない文章がよく出てくることに気がつきます。

映画やドラマの聞き取りが非常に難しいように、ネイティブの英語はかなりくだけたリアルな英会話です。完璧に聞き取る必要はありませんが、インスタグラムなどでリアルな英語表現・フレーズを覚える、映画やドラマを観る、ネイティブと話せるオンライン英会話サービスを利用するなど、ネイティブの英語を聞く機会を多く設けることが第一歩です。

【まとめ】リスニングのコツを掴むには継続した効果的な勉強が大切!

読解や文法はわかっても、英語のリスニングとなると難易度が上がりますよね。リスニングのコツをもう一度以下にまとめてみます。

✅英語を英語のまま理解する

✅リエゾン・リンキングを理解する

最初の疑問詞の聞き取りが大切

途中がわからなくても諦めない

英会話はスピーキングだけでなく、リスニングもとても重要です。リスニングの勉強は総合的な英語力の向上につながります!

みなさんの英語学習を応援しています。

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