通勤や通学で電車を利用する方の中には、電車の時間を効果的に使って英語を勉強できたらなあ…と考える人も多いと思います。総務省統計局による平成28年社会生活基本調査結果によると、往復の平均通勤・通学時間は1間19分だそうです。
この1時間19分を効果的に使いたいですよね…!
そこで2年間の社会人経験を経てカナダに留学し現在ではオンライン英会話の講師を行っている筆者が、自身の経験も踏まえ、電車通勤・通学中にできる英語の勉強法6選を紹介します。
無料で始められるものがほとんどですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
電車通勤・通学中にできる英語の勉強法6選
英語勉強アプリ【無料も多数】
電車での英語勉強に一番おすすめするのが英語アプリです。携帯一つで片手で勉強できる点が、混雑する電車での勉強にぴったり。クイズ感覚でサクッと勉強できるものも多く、5分ほどの短時間でも英語が学べるアプリは通勤・通学の強い味方です!
通勤中に使えるおすすめ英語アプリ①「Duolingo」
Duolingo(デュオリンゴ)は世界的に大人気の言語学習アプリです。有料機能もありますが、基本的にはすべて無料で使うことができます。
Duolingoではクイズに答えながら単語を覚えたり文章を作成することができ、ゲームをしているように語学が学べるため楽しく続けることができます。発音も聞くことができるので、イヤホンを使って音声も聞けるようにしておくとベストです。
通勤中に使えるおすすめ英語アプリ②「スタディサプリEnglish」
通勤・通学中のリスニング練習に効果的なのがスタディサプリENGLISH です。会話を聞いての内容理解や音声を聞き取って打ち込むディクテーション練習など、電車の中でも可能な英語学習コンテンツが多数あります。また「1回最短3分からスキマ時間で勉強できる」ことを掲げているため、短い通勤・通学時間での勉強にぴったりと言えます。
こちらは有料のコンテンツですが、7日間の無料体験がついています。
英語聞き流しにおすすめのアプリ②「mikan」
mikanは単語の暗記をゲーム感覚でできるアプリです。英単語が表示され音声が流れるので、その意味を選んで英単語を覚えていくことができます。サクサクとすすみ、間違えた単語は復習機能もついています。
実際の教材を使って英語を勉強することができ、無料のものと有料のものがありますが無料でも十分勉強できるので、まずは無料で使ってみて途中から有料に切り替えることも可能です。
英語で本を読む
英語で読書をすることもおすすめです。一冊本を買って、毎日少しずつ本を読み進めていきましょう。電子書籍の場合は携帯で簡単に読むことができるので、混雑した電車での読書に向いています。本の内容は間が空くと忘れてしまうので、毎日継続して読むことが大切です。また、辞書などは使わずに、多少単語がわからなかったとしても意味を想像しながらどんどん読み進めてみましょう。
初心者の方は最初から難しいものに挑戦せず、子供向けの絵本や童話などから始めてみるのがおすすめです。筆者はよく紙の洋書を電車で読んでいたことがありますが、気分が上がって楽しいですよ!
英語でニュースを読む
英語ニュースは英語力を伸ばす以外にも、世界情勢に詳しくなる、最新のニュースを知ることができるという点からメリットがたくさんあります。電車の中で短いニュースを一つ読む、ニュースサイトやアプリの見出しをひたすらチェックするなど、自分に合ったニュースの読み方を見つけてみてくださいね。
おすすめ英語ニュースアプリ①「ざっくり英語ニュースStudyNow」
ざっくり英語ニュース!StudyNow(スタディナウ)は、和訳付きの英語ニュースが読める便利なアプリです。文章の意味が分からないときにすぐに和訳を確認することができるので、疑問点がそのままが残ることがありません。単語の意味の解説などもついており、「ニュースでしっかりと英語が勉強したい」人向けのアプリです。有料機能もありますが、無料版でも十分使うことができます。
おすすめ英語ニュースアプリ②「The Japan Times」
1987 年設立の日本最古の英字新聞社である『ジャパンタイムズ』が運営するニュースサイトのアプリ版です。日本のニュースを英語で読むことができるので、もともと知っているニュースが多く理解が深まりやすいでしょう。
和訳はついていないのでやや上級者向けです。
英語の聞き流し
満員電車で手を使うことが難しい!という人でも、英語のリスニングをすることができます!電車に乗り込む前に聞きたいコンテンツを決めて、電車の中で集中して英語を聞き取ってみましょう。
聞き流しは英語のリスニング力を上げるのに効果的ですが、ただ何となく聞き流していては上達に時間がかかります。短時間で集中して英語を聞いて、英語の耳を作っていきましょう。
英語聞き流しにおすすめのアプリ①Podcast
Podcasts (ポッドキャスト)は無料で配信されるラジオコンテンツです。アプリを持っていれば、アプリから好きなチャンネルを選んでいつでもどこでも無料で聞くことができます。
Podcastには英語学習に役立つコンテンツが多く、なかでもネイティブ同士の英会話が効けてよく使うフレーズの紹介もしてくれる『Hapa英会話Podcast』や海外ニュース配信の『ABC World News Tonight』『BBC Global News』、1回10分ほどで気軽に英語の雑談が聴ける『英語で雑談!Kevin’s English Room』などがおすすめです。
英語の短い動画を観る
通勤時間が長かったり席に座れたりするような場合には、YouTubeやNetflixなどで英語で動画を観ることもできます。英語音声に切り替えられるもの、英語字幕が出せるものがおすすめです。動画は音声をただ聞き取るだけよりも退屈せず、また理解がしやすいというメリットがあります。一回5分程度の短い動画を観たり、海外ドラマを少しずつ観ていくなど、自分の興味のあるもので楽しく英語の勉強をしましょう。
YouTubeの『TED ED』は、世の中の不思議や歴史、科学についてわかりやすく解説してくれるアニメーションチャンネルとなっており、精巧な英語字幕もつけることができるのでおすすめです。一回5分程度のビデオが多いので、チェックしてみてくださいね。
またNetflixやDisney+では英語字幕・英語音声を選択することができます。
試験対策には問題集や教科書を読む
IELTSやTOEIC、大学受験などの試験勉強をしている方は、教科書や参考書を読むだけでも効果があります。単語帳はもちろん、筆者はTOEICの問題集をひたすら読んで勉強をしていたことがありますが、一問一答や文法の問題などは頭の中で問題に答え、回答と解説を読むという使い方をすることができます。
たくさんの問題を解こうとするよりは、問題一つをじっくりと読んで単語や表現をしっかりと覚えることをおすすめします。
限られた通勤時間を使って英語力を伸ばすコツ
あらかじめやることを決めておく
電車に乗っている時間は限られており、さらに混雑していると色々と考える余裕は少なくなると思います。「今日は電車の中でこれをやる」とあらかじめ決めて、準備をしてから乗りこむようにしましょう。教材を探しているうちに時間が無くなってしまうと勿体ないので、携帯や教材は取り出しやすくしておきましょう。
また、通勤・通学時間内に終わらせられそうな目標設定をすることも大切です。
英単語を一つだけでも覚えられたら十分
余り欲張って勉強をしすぎても、結局量だけにこだわってしまって何も覚えていないということはよくあることです。たくさん勉強をしたとしても、たくさんニュースを読んだとしても、何か一つだけでも覚えていられたらそれで充分くらいに思っておきましょう。
筆者も一つだけ覚えておいた単語が試験に出て問題を解くことができたり、英会話で相手がその単語を使って理解することができたりした経験が何度もあります。
勉強しすぎて何も覚えられなかったよりも、少しだけ勉強して一つだけでも身に着くことがあったほうが圧倒的に成功と言えます。よく使いそうな言葉、重要そうな言葉から優先して勉強するようにしましょう。
アウトプットも忘れずに
通勤・通学時間の電車での英語の勉強はインプットがメインです。たくさんインプットをしたあとは、アウトプットを必ず行いましょう。インプットを行うことはとても重要ですが、アウトプットをしないと英語を実際に使うことはできません。
英会話レッスンなどで覚えた単語や表現を実際に使ってみるようにしましょう!講師のほとんどが日本人の『ワールドトーク』や回数無制限で何度もレッスンができ、レベル別の教材も豊富な『ネイティブキャンプ 』などは初心者の方におすすめです。
通勤・通学のスキマ時間を効果的に使えば英語力は伸ばせる!
通勤・通学時間は短いですが、でも毎日の時間を積み重ねたらかなりの時間になるはずです。さらに通勤・通学は毎日行うものなので、継続した勉強習慣を作ることにもつながります。
ぜひここで紹介した勉強法を参考に、英語学習を続けてみてくださいね!みなさんの英語の勉強を応援しています。
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